サラリーマンブロガーの記事はつまらない?イケダハヤト氏の炎上マーケティングとゴウさんのLIGイズム
プロブロガーのイケダハヤトさんと、web制作会社 LIGの社長ゴウさんのやりとりが気になっちゃったのでつい筆をとってしまいました!
相変わらず尖ってらっしゃるイケハヤ氏のブログ
今朝、イケダハヤトさんのこんな記事を見つけまして。
まさに会社員が集まって書いてる「LIG」のブログは象徴的で、あれつまらないと思うんですよ。ゴウさん見てますか〜?つまらないですよ、最近。
いや、LIGブログは良くできてますよ。オウンドメディアとしては日本一だと思います。編集もうまいし、マネタイズもうまいです。
でも、決定的に「面白くない」んですって。
初っ端からがっつり「面白くない」と毒吐きあそばれております。
いやー、本当に自分に正直と言うか、恐れるものは何もないんじゃないかと言うくらいどストレートに表現する方なので見てるこっちがヒヤヒヤしてしまう。
「アルケミスト」でそんな表現があったと思いますが、後ろのドアを閉じるから、前のドアが開くんです。
後ろ手で退路を確保しているうちは、誰もあなたに注目しないし、応援もしてくれません。自力じゃ面白いものは作れませんよ。
確かになぁ~と思うところもあれば、極端すぎるでしょ!って思わず突っ込みたくなるところもあって。あれもこれも含めて、いち話題として今このブログに綴っている私はきっと彼の掌の上で遊ばれているのでしょうね~。
それに対してLIG ゴウさんの反応は…
「これまで培ってきたLIGというブランドを守っていこう」という考え方が、明言せずとも空気感として現れるようになってきてしまっていたなと感じています。もちろん、その考え方は非常に大切です。もちろん俺も守りたい。ただ、それにより「チャレンジしよう」という気持ちも薄れているなぁと。
これは、社員の誰かを責めているとかではなく、そういう攻めの気持ち、チャレンジスピリットを与えられていない社長である俺の責任だなと。
そんなことを最近考えていて、マジでもっとチャレンジして、ぶっ壊して、次に進んでいかないといかんなーと思ってた矢先にイケハヤさんに指摘されたので、いやー、まいったなと。すごいね。どんだけLIGのこと好きでいてくれてるのよ。
大人な対応に感服です。
指摘されている「守り」から抜けられないのはあるけれど、 この機会を逆手にとって自分たちのイズムをより明確に、より確固たるものにして世間に発信してしまうという。
イケハヤ氏の記事に対して狙い通り炎上している方々もいましたが、ゴウさんはきっと毒舌の奥にある、素直に表現できないイケハヤ氏の愛を感じとっているのでしょうね。
それぞれの目指すべきところ、ベクトルの違い
プロブロガーとしてネタを集めブログをがしがし書いているイケハヤ氏と、社員の育成や自社の認知度向上を目的としているLIGブログではそもそもビジョンが違うのです。
去年の末くらいから独学でwebの勉強を始めた私にとって、LIGのブログは本当に為になるありがたい記事ばかりでした。それは今も、きっとこれからも変わらないと思います。
あまりみんなが書かないようなニッチな内容も、なんて検索すればいいかわからなくてやみくもに打ったキーワードも、LIGのブログは高確率で私がほしい答えを教えてくれます。
私みたいなweb初心者には神様みたいな存在です。色々な専門分野のLIG社員が丁寧にわかりやすく解説してくれて、最新の業界動向もニュース記事として取り上げてくれる。
『挑戦』は大切だけど、私みたいな既存ユーザーもこれからこの業界に入ってくる新規ユーザーさんにとってもLIGのこの方向性はとてもとてもありがたいものです!!
考え方を知ってもらい、ファンをつくる
以前、誠人(せいと)さんが開催した
[ LIGフロントエンドエンジニアが教えるHTML5基礎 〜文法・SEO共に最適な書き方〜 vol.1 : ATND ]という企画に参加して、HTML5の基礎を教えてもらってきました。
schooで同内容の授業を受けることもできます
HTML5基礎 -適切かつSEOにも強い書き方を学ぶ- 堀口 誠人 先生 - 無料動画学習|schoo(スクー)
こんな風に第一線で活躍している方に直接教えてもらえる機会なんてそうそうあるものじゃありません。
上のサイドシェア資料は真面目版だけど、schoo版の資料や話の展開は私が行った企画に近いもの。誠人さん、お茶目でかわいいんです。真面目なお話だけでなく、退屈しないようなブレイクタイムを仕掛けてあるあたりやっぱりプロです。
勿論、この企画でお話を聴いてから私は誠人さんのファンです!記事も誠人さんが書いてるから見ようかな~って気持ちになります。
会社組織って、大体社長の顔と名前はぱっと出てきますが、それ以外の社員の顔と名前ってなかなか出てこないと思うんですね。
LIGはそれをなくしたいなと。
社員ひとりひとりの顔と名前を覚えてもらって、欲を言えばそのひとりひとりにファンがいて、そしてその社員の活動を応援してくれる。そんな組織にしたいなと思っているんです。
社員ひとりひとりの顔と名前がこんなに認知されている会社って、そうそうないと思うんですよね。それぞれ個性が光っていて、プロフェッショナルが揃ってる。やっぱりLIGってすごいです。
人は「1」アウトプットするためには、「10」インプットする必要がある
脱線しますが、ゴウさんの記事にある[ ↓ ]の部分は、私が最近ブログを書き始めた理由の根本でもあり、ものすごく共感しちゃいました。
人は「1」アウトプットするためには、「10」インプットする必要があると思っています。
なので、技術系の記事などでそれこそ何万人にも見られるような記事を書くとなると、下手なことは書けないわけですね。みんな記事を書くときには、より深く調べて、理論建てて、わかりやすく、簡潔にまとめようとしてくれます。
このプロセスによる教育的効果は非常に高い。
という訳で、まずLIGブログ一つ目の狙いは、実は社員の教育にあるのです。そしてその教育のための記事が、インターネットを通じて、困っている誰かの役に立ってくれたら、こんなに嬉しいことはないのです。
アクセス数が上がったらそれは嬉しいですが…いち一般人のweb初心者の私が書いた記事なんて日の目を見ることもなく、お蔵入りになることなんて最初からわかりきったことなのです。
しかし、自分のなかにある曖昧な知識を掘り下げて調べていき、1つの記事にまとめられるくらいの情報量を集めて発信することで、他の誰でもなく自分の成長に大きく繋がると思ったのです。
何より知識をまとめておくことで、私自身が欲しい情報を探しやすい!ただ、もし誰かが私の記事を見てくれて、少しでも参考になったなって感じてくれて、見る前よりちょっぴり暖かい気持ちになってくれたら嬉しいな〜とこっそり思っています。
最後に
イケハヤ氏は炎上商法なブロガーさんですが、決してLIGと仲が悪いわけではないと思うんですよね。
今年の4月1日にはこんな記事もあったりして。ちょっとクスってなったもの。
天邪鬼なイケハヤ氏からの愛のムチ。そこから炎上したみんなの意見も、LIG ゴウさんのアンサーブログもいいね!お互い意思の疎通があって書いた記事?とか勘ぐりつつ楽しく読ませてもらいました。